不動産を売るとき、媒介業者の決め方

2021年05月30日

先日、ある土地が5年かかってやっと売れました。

固定資産税だけは高く、売主さんもホッとされていました。

 

このお客様、たくさんの不動産業者に媒介依頼を出しておられました。

 

競争して売ってくれるだろうと考えられたかも知れませんが、そんなに売りやすい土地ではなく、販売経費をかけても経費の持ち出しの可能性が高く、優先順位は後回しになります。

 

契約後、このお客様が「時間かかったねぇ」と言われたので、不動産業者の本音をお話ししました。

・駅に近いなど人気のエリアは、1社に絞って、高く売ってくれる努力をしてもらった方がいい。

  ただし、3ヶ月で売れなかったら他社に頼むと付け加えておく。

  仲介手数料も自ずから高くなるし、売れれば経費の持ち出しにならない安心感から販売経費をかけてくれます。

  複数社にすると、自社で売ってもらえる確率を上げるため、場合によっては値引きを求められたりして鬱陶しくなります。

 

・全くの不人気エリアも、1社に絞った方がいいです。

  複数社に依頼されると、売るための知恵も経費もあまり出しません。

  安藤不動産も、地形が悪いなどなかなか売れそうにない物件を、複数社に依頼すると言われたときにお断りしたことがあります。

  媒介依頼をいただいた以上、売る努力はしなくてはなりません。でも、おもしろくない。

  他所の不動産業者1社に依頼されれば、そこが努力してくれると思います。

 

・その中間。すごく人気というわけでなく、不人気というわけでない

  複数社に依頼されるといいと思います。

  そんなに早く売れるはずもなく、適度に競います。

 

私の主観ですが、一宮市近郊ではたぶん間違っていないと思います。